MTGアリーナのカルドハイム環境、毎日楽しくプレイしています!
今回は、自分が今使っているスゥルタイ(黒緑青)ランプのデッキ紹介と構想、調整録を書きたいと思います。
目次
デッキリスト
2《星界の大蛇、コーマ》
1《岩山鎧のベイロス》
1《長老ガーガロス》
2《結晶の巨人》
その他の呪文(28枚)
3《アールンドの天啓》
1《キオーラ、海神を打ち倒す》
4《古き神々への束縛》
2《精神迷わせの秘本》
3《多元宇宙の警告》
4《耕作》
3《無情な行動》
1《魂の粉砕》
3《否認》
4《杯に毒》
土地(26枚)
6《島》
9《沼》
4《森》
1《神秘の神殿》
3《樹皮路の小道》
1《闇孔の小道》
2《ゼイゴスのトライオーム》
デッキの構想
現在、環境では「スゥルタイ根本原理」という《出現の根本原理》を主軸に据えたデッキが流行しており、大会等でも結果を残しているみたいですね!しかし、今回は《出現の根本原理》を搭載していないスゥルタイランプデッキを組んでいます。
《出現の根本原理》を採用しない理由
1. 《星界の大蛇、コーマ》を主軸に据えたい
《星界の大蛇、コーマ》は、新弾『カルドハイム』で登場した神話レアの伝説クリーチャーです。
各アップキープの開始時(相手のも!)に、「コーマの分体」という3/3の海蛇トークンを1体生成します。このトークンを含む海蛇クリーチャーを生贄に捧げることで、
1. 《星界の大蛇、コーマ》に破壊不能を付与する
2. パーマネントをタップし、起動型能力を封じる
のいずれかの効果を選べます。また、打ち消されない能力付きなのも嬉しいです。
この《星界の大蛇、コーマ》をキーカードに据え、「コーマの分体」トークンを並べて破壊耐性を付けながら殴り勝つ、という流れをゲームプランの1つにしたい!
しかし、今話題の《出現の根本原理》は単色のカードしか出せないため、青緑の多色カードである《星界の大蛇、コーマ》と相性が悪いです。
そういった理由から、《出現の根本原理》を採用しない方針で考え始めました。
2. 打ち消し呪文が多い
新弾『カルドハイム』では、予顕できる優秀な打ち消し呪文《襲来の予測》が登場しました。このカードをはじめ、環境には多くの打ち消し呪文が溢れています。
通せればゲームを決められる《出現の根本原理》ですが、打ち消し呪文には無力です。相手のマナや手札が切れるタイミングを伺ったり、こちらも打ち消し呪文を構えて相手に対抗したりと、《出現の根本原理》を通す上で打ち消し呪文を念頭に置く必要があります。
一方、《星界の大蛇、コーマ》とサブのフィニッシャーに採用した《岩山鎧のベイロス》は打ち消されない能力を持っており、打ち消し呪文を恐れることなく唱えられるのです。
《空を放浪するもの、ヨーリオン》を採用しない理由
現在、大会で結果を残しているスゥルタイカラーのデッキでは《空を放浪するもの、ヨーリオン》が多く採用されています。その採用実績が示す通りとても優秀なカードではあるのですが、今回デッキを組む上では不採用にしました。
1. 英雄譚の再利用以外にメリットが感じられない
「スゥルタイ根本原理」デッキで《空を放浪するもの、ヨーリオン》が採用されているのは、優秀な英雄譚(特に《古き神々への束縛》)を再利用するのが主な目的かと思います(他にありましたらすみません)。
しかし、デッキの軸に据えたい《星界の大蛇、コーマ》や《岩山鎧のベイロス》は《空を放浪するもの、ヨーリオン》の能力とはシナジーがありません。
英雄譚《古き神々への束縛》の再利用のために《空を放浪するもの、ヨーリオン》を唱えるには、「3マナで手札に加える」+「5マナで唱える」と合計8マナかかります。それならば他の除去呪文を採用すれば十分ではないか?と感じました。
2. 欲しいカードを引きやすくしたい
《空を放浪するもの、ヨーリオン》を相棒にするためには、スタンダードではデッキの枚数を80枚以上にする必要があります。デッキ枚数を増やすメリットも多々あるとは思いますが、自分は「欲しいカードを引く確率が下がる」という点がデメリットのように感じました。
キーカード紹介
《星界の大蛇、コーマ》
上でも紹介した通り、このデッキの主軸かつ最強のフィニッシャーです。6/6とサイズは申し分なく、トークンを捧げて破壊耐性をつけられます(追放には無力ですが…笑)。
クリーチャー主体のデッキに対しては、《星界の大蛇、コーマ》のトークン生成により一方的に盤面を支配できます。
弱点は、追放除去へ耐性がない点と、着地したターン中は基本的に破壊耐性がない点です。前者は、呪禁を持つ《岩山鎧のベイロス》を採用することである程度カバーできています。後者は現状《否認》くらいしか対策がないため、ここから調整していこうと思います!
《岩山鎧のベイロス》
サブのフィニッシャーとして採用しました。打ち消されない上に呪禁を持っており、キッカーした場合10/10で戦場に出る、と非常に優秀です。
追放除去に弱い、という《星界の大蛇、コーマ》の弱点を補ってくれています。
《アールンドの天啓》
飛行を持つ1/1のトークンを2体生成し、追加の1ターンを行います。痒いところに手が届く、非常に優秀な呪文です。
予顕して6マナで唱えることで、追加ターンに《星界の大蛇、コーマ》や《岩山鎧のベイロス》といった7マナ呪文を唱えられます。飛行トークン2体で守りを固められるのも地味にありがたいです。
デッキ構築の経緯
実は、最初はシミック(緑青)カラーで《星界の大蛇、コーマ》のデッキを組もうとしていました。
しかし、この色だと妨害手段は打ち消し呪文が主体なので、一度盤面を作られてしまうと巻き返しづらいという弱点がありました。この弱点は赤や白のアグロデッキ、ディミーアローグといった速いデッキと対戦する際は致命的で、打ち消しきれず負けることが多々ありました。
そこで、除去が優秀な黒を入れてスゥルタイ(黒緑青)カラーにした、という経緯があります。
しかし、それでも除去しきれずに速いデッキに押し負けることがあったので、時間稼ぎ&アタッカーとして《結晶の巨人》を採用しました。この変更がかなり上手く働き、プラチナ1ではありますが68%(15勝/22戦)とそこそこ良い勝率でダイヤ帯に昇格できました。
デッキ調整で入れたカードたち
《古き神々への束縛》
《古き神々への束縛》は、パーマネント除去とマナ加速を1枚でこなせる優秀な英雄譚です。
第1章では、土地でないパーマネントを破壊します。相手のクリーチャーだけでなく、エンチャントやアーティファクト、PWも除去できます。
第2章では、森カードをタップ状態で場に出せます。《ゼイゴスのトライオーム》も出せるのがありがたいです。
第3章はあまり恩恵を受けたことがないです…笑
《杯に毒》
《杯に毒》は3マナのクリーチャー除去呪文です。このカードが優秀なのは予顕できる点で、予顕すれば(1)(黒)とマナ色の拘束が弱くなります。さらに、予顕してから唱えれば占術2ができる、という素晴らしいオマケ付きです。
最後に
今回は《星界の大蛇、コーマ》を軸に、《出現の根本原理》や《空を放浪するもの、ヨーリオン》を採用しない形でスゥルタイランプデッキを組んでみました。まだまだ改良の余地があるので、プレイしつつ調整していきたいと思います。
(P.S. ディミーアローグは早く滅んでください...😭)
以下をコピーするとMTGアリーナにインポートできます。
4 耕作 (M21) 177
6 島 (KHM) 395
2 星界の大蛇、コーマ (KHM) 221
9 沼 (KHM) 396
1 神秘の神殿 (M21) 254
3 樹皮路の小道 (KHM) 251
3 無情な行動 (IKO) 91
4 古き神々への束縛 (KHM) 206
1 魂の粉砕 (ZNR) 127
3 否認 (ZNR) 71
3 アールンドの天啓 (KHM) 41
2 精神迷わせの秘本 (M21) 232
1 キオーラ、海神を打ち倒す (THB) 52
4 杯に毒 (KHM) 103
1 岩山鎧のベイロス (ZNR) 183
1 闇孔の小道 (KHM) 254
3 多元宇宙の警告 (KHM) 46
4 森 (KHM) 398
2 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
1 長老ガーガロス (M21) 179
2 結晶の巨人 (IKO) 234